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●少女たちの夏のファンタジー第三弾!
宇宙に伸びる不思議な樹に乗り、
願いを星まで届けに行こう!
抱け!願う力!
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●人工衛星からとってジンコ。気になる妹のこと。
星野天音は女子校の天文部員。アダ名はジンコ、人工衛星を星と間違えて研究発表して以来ついたもの。明るく元気に今日も遅刻のジンコ、部長の山本れいゆにはニラまれてるけど、ゆかいな部員達と海ではしゃいで楽しく過ごす。だけど気がかりな事がある、それは目の悪い妹の事、そして亡くなった母の事。
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●ユグドラシルプロジェクト。選考基準は願う力。
オカルト好きの部員ムーが、宇宙旅行の参加者募集の告知を見つける。その名もユグドラシルプロジェクト。みんなで応募しようと盛り上がるジンコ達。選考基準にある、“願う力”の文句が気になる。そういえば、私たちの願いって何だろう?意外と願い事らしい願い事ってなかったりする。
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●たしかに軌道エレベータの研究は進んでるけど、まだまだありえない話よ。
ジンコに、ユグドラシルプロジェクトの選考に残った事を告げるメールが届く。でも、ジンコは他の部員達が落選したことを知り、さらに部長の山本れいゆからはありえない話だと馬鹿にされ、自分も落選したと嘘をつく。
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●不思議な転校生登場。ナナは星からの使い。
天文部に転校生ナナが入部してくる。「ユグドラシルの件、本当は受かってるんでしょ?」ナナの言葉に動揺するジンコ。しかも、自分は星からの使いだと名乗り、一緒にユグドラシルプロジェクトの会場へ行って欲しいと頼むナナ。「ナナの役目はね、寿命を迎えた魂を宇宙(そら)へと連れて行くこと」
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●決まってるじゃない、キライだからよ。
ユグドラシルプロジェクトの会場、そこは何故か神社。しかも、ジンコの他にもう一人選ばれた者がいる。それはなんと部長。あれだけ馬鹿にしてたのに…。この際、仲良くなろうとするジンコだが、部長はキライだと一蹴。ジンコが人工衛星を星と間違えて研究発表したため、自分の発表まで台無しになったのを根に持っているらしい。
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●宇宙に伸びる樹の種・・・飛行種。
二人の前に突如あらわれる巫女「お二人には、強い願う力が感じられた。その力で心の次元をたどり、星までの距離を移動していただきます」あっけにとられる二人に種を渡す「飛行種です。それを噛まずに飲み込んでください」いぶかしがりつつも、種を飲み込む二人。すると...
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●人はね、願い望み、
努力する以上のものになれないんだよ……
不思議な樹で宇宙に飛んだジンコと部長の運命は?ユグドラシルプロジェクトの裏にひそむ真意と、ナナの目的は?夏の日、現実とファンタジーの境界線がざわめきだす。もう一度、願いを取り戻してみようよ。互いの引力を見つけ、少女達の夏は輝く星座を紡ぎ出す。
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